張り子の虎
2013/07/02先日、大阪の薬局の先生がご夫婦でわざわざご来店になり、笹に吊るされた『張り子の虎』をお土産として下さいました。
薬の町である、大阪は道修町にある『少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)』は、薬の神様として有名ですが、この『張り子の虎』はそこで授与されたものです。
昔、コレラが流行って人々がとても苦しんでいた時、丸薬と共にこの『張り子の虎』を、神前祈願をして病除御守として授与したところ、非常に験があったそうです。
この神社のご祭神は、日本の薬の神様である少彦名命(すくなひこなのみこと)と中国の薬の神様である神農(しんのう)さんです。
少彦名命は大国主命(おおくにぬしのみこと)の国作りに協力をなされ、また神農さんは百草を嘗めて効能を確かめ、1日に70種もの毒に遇ったそうです。
ともに医薬の神として崇敬されております。
日本と中国の薬の神様が、二柱そろって仲良くお祭りされているのは、なんだかおもしろいですね。