「寒の内」で、今日も寒いですね。
写真は、妻の実家にある「南天」です。
「南天」はメギ科ナンテン属の常緑低木で、ナンテンが「難転」、すなわち「難を転じて福となす」に通じることから、縁起のよい木として愛されてきました。
秋冬に赤熟する「南天の実」は、食べ物の少ない冬には鳥にすぐ食べられてしまいます。
また「南天を庭に植えれば、火災を避けられる」と言われており、江戸時代にはどこの家にも南天が「火災よけ」として植えられ、さらには「魔よけ」として玄関前にも植えられるようになったそうです。
薬学的には、「南天の実」には鎮咳作用があります。
テレビCMの「南天のど飴」が有名ですね。