![縮小版090624shakuyaku01[1] 漢方の芍薬(花)](http://blog.nagoya-kanpou.com/wp-content/uploads/2011/10/317be95283d44d307b47633fa56ee3fa-300x225.jpg)

芍薬は味苦平。
『薬徴では結実して拘攣するを主治し傍ら腹痛、頭痛、身体不仁、疼痛、腹満、咳逆、下痢、腫瘍を治すと。ボク日く結実とは凝りの事なり、拘攣とは引かれ引きつらるるを謂ふなり、芍薬はよくたるみを引きしめ痛みを除くの効あり、結実も拘攣も弛みより来るものと見るべし。』(荒木性次著 新古方薬嚢より)
キンポウゲ科の多年草の芍薬は「立てば芍薬、座れば牡丹、動く姿は百合の花」といわれるように、とても可憐な花が咲きます。そして根が薬用として使われます。芍薬は陰気を益し、血を補い、筋肉の凝りを緩める働きがあります。血を補うことから婦人薬にもよく配合され、また最近では足の引きつりにもよく使われます。