高血圧や糖尿病の方は、「夏の脳梗塞」にご用心!
2013/08/05熱中症になりやすいのは、炎天下でのスポーツや労働や高齢者に多いですね。
しかし、「高血圧症」や「糖尿病」の持病がある人は、夏の暑さによって熱中症だけではなく、「脳梗塞」を発症する危険性高くなります。
夏場は脱水状態になり易く、血液の粘度上昇が起こり、血管が詰まって脳梗塞を起こしやすいのです。また高血圧症の減塩は脳梗塞発症を加速させるので、特に注意が必要です。
脳梗塞の症状は、重い症状の時は急に倒れたり、軽ければ顔面のマヒ、言語異常(言葉が不明瞭になったり、間違った言葉を使う、急に無口になったり、全く喋らない)が起こります。
脳梗塞を発症し、意識がないときに頭を揺すったりするのは、とても危険です。いびきをかくような呼吸をしているときは、舌が沈んで、気道を塞いでしまうことが考えられます。肩の下に枕を入れたり、横向きにして首を少し後ろに反らせたりして、呼吸の通りをよくするようにしてください。
横向きにする場合は、マヒのある側を上にしてください。ネクタイや衣服をゆるめて、できれば暖かい静かな場所へ運んでください。 嘔吐しそうな場合は、横向きにして吐きやすくします。
脳梗塞を疑う症状がある場合は、救急車等でできるだけ早く専門病院に運んで下さい。できるだけ早く治療を始めると、脳の損傷が少なくて済み、後遺症も少なくなります。